平凡な一日と貴重な一日

今日や明日という日はそれこそ何でもない平凡な一日です。しかし、その平凡な一日が集まって、私たちの人生を作っているのです。だから、平凡な一日こそ貴い永遠の一日です

ロボットプログラミング教室のCOVID19感染対策

ロボットプログラミング教室の対象は幼稚園年長から小学校低学年が主です。

小学生も4年生にもなると他の塾へ通うのが大変で、勉強に直結しない塾は優先度が落ちてしまうようです。

さて、そんなロボットプログラミング教室の感染リスクと防御策を考えてみました。

 

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 <問題> 子供があつまるという環境

        子供の人数は3から8人くらい、授業は50分から90分

 

子供は決まった場所にいません。面白いものを見つけるとあっという間に飛んでいきます。

声も意外と大きい。特に8人も集まるとげんきいっぱい。大声を張り上げています。

何人かは、マスクをしていません。

この環境の中のCOVID19対策はなかなか難しいものがあります。

 

 <対策>感染リスクをひとつずつ防御する

① 手の消毒

ロボットプログラミングでは、ロボットの組み立てから入ります。

キットやIPadを触るので、まずは「手の消毒」

教室の入り口にアルコール消毒のボトルを置いて、入室時には必ず消毒するよう徹底。

習慣化すれば子供は喜んで消毒するはずです。

 

② マスク着用

授業を始める際には「挨拶から」

「気をつけ」→「礼」→「よろしくお願いします」

こんな感じでしょうか。

その後、マスクの確認

「みんなマスクをつけていますね」

*鼻マスクの子には正しくつけさせる

*マスクを持ってこなかったら------教室で支給(教室のネームでも入っていれば親に対するアピールになるかも。こんな対策をしっかりしている教室なんだ・・・)

 

③体温検定

今は日常よく見かける、検温器。体温が37度以上あれば入室禁止。

(別の部屋を準備して特別授業でも良いかもしれません。そして、このことを親には連絡する)

 

④咳、くしゃみもご法度。(上記に同じ対応)

 

③④については、私の経験からはちょっとせき込む子がこの半年でひとりか二人でし  た。

 次に<教室運営>

①アルコール消毒のボトルの設置

②検温器の購入、設置

③生徒間の距離の確保(長机をひとり1卓使用)

ここまでがハードの対応

 

ソフトの対応は

①授業のインターバル時の換気

授業が終わった後、次の生徒が入ってくるまで、窓をオープンに

(適時換気などという曖昧な表現はしません。基本、インターバルの時間に、そして

必要を感じたら、その時は適宜対応)

②机、ドアノブのアルコール消毒。

ここで盲点になるのが、ロボットプログラミング教室の場合は

生徒の作成したロボットやパーツ、電子機器

これが一番、手に触れたものとしてはリスクが高い。

これらは必ずアルコール消毒。

 

次は<保護者に対する情宣>

ここをおざなりにしては意味が薄れてしまいます。

教室の感染対策を明示、周知して保護者の方にも理解を求めておくことは絶対に必要です。

さもないと、37度の熱で「別室授業」ということが感染対策なのかただの過剰な差別なのかわからなくなる恐れもあります。また、「別室授業」ができない場合は帰宅してもらうということもあり得ますから。

 

<北海道の実情は>

感染者がなかなか減らない北海道。特に札幌圏内は最悪です。

今日2月7日。ようやく新規感染者が3日連続で100人を下回りました。

ただ、札幌圏内(札幌市+小樽市+石狩振興局)を見ると50人を下回ることはありません。この管内の人口を200万とすると東京都に換算すれば6倍の300人。

東京都でずーっと感染者が300人くらいという状況が続いていると考えればよいのでしょうか。

学者の試算では、東京はこの調子で減って行けば3月下旬には100人を下回れるという話もあるようですが、札幌圏内の状況を見るにいったん市中感染した後はそんなに簡単な話ではないようです。

また、東京がスムーズに減少し札幌がこのよう状況にあるなら、札幌の高いことについての「悪い理由」があるはずです。

 

換気を嫌がる?気質

寒い北海道。たぶん住民はせっかく暖かくした部屋の空気を窓をあけて換気してしまうことに、非常な罪悪感を感じるようです。

私たちの教師仲間にもそんな気質の人がいます。

窓を開けていると「寒い、寒い」といってすぐに閉める人。

多分彼の頭の中では換気して暖かい空気を逃がすことは「お金を捨てている」感覚になるのでしょう。

しかし、今の時代。暖房費という小銭に目がくらんでは大きなリスクを背負い込むことになります。

 

もし、<教室から感染者が発生したら>

実は感染症はザンネンナガラ完全に防ぐことはできません。

発生は常にリスクとして頭に入れておかなくてはなりません。

 

①直接的な不利益

教室の閉鎖

②間接的な不利益

悪評、風評被害

 

できることは、現在の時点で考えられる最良の手を打つこと。

最良の手を打っていても感染が発生したら、そこは「人事を尽くして天命を待つ」の心境でしょうか。

コロナの時代、個人は「人に説明のできる行動をとること」企業は「なしうる最善の対策をすること」

感染したのは運が悪かったんだね。といってもらえるかです。

 

①の直接的な不利益の発生は仕方がありません。ただ、上記の対策をしていれば規模は抑えられるはずです。

問題は②の悪評、風評被害

ここは何とも防がなくてはなりません。

流行期の教室の閉鎖も含めて「如何に対策をしているか」について

社会の理解が得られる企業活動を継続するか、

これがリスクマネジメントであり、運営者の手腕が問われるのでしょう」。

 

あんなことだから感染するのは当たり前でしょ。といわれたら立つ瀬が

ありません。

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