Portoの街 ポルトガル ポーランドの友人が里帰りしました。
ポーランドの友人がおじいちゃんの実家に里帰りです。
ポルトガルの北西部にある港町で国内第2の人口を有する街です。
きれいな写真をたくさん送ってくれました。
建物を見ると明るい壁の家が多く、屋根も薄いオレンジなのでいかにも南欧という感じがします。
たぶん、気質も中欧、北欧の人とは違うのかもしれません。
彼女はお父さんがポルトガル人で10才くらいまでこのポルトに住んでいたので、南欧系の明るさがあるのでしょう。
魔女の宅急便
またこの街は「魔女の宅急便」の舞台のモデルになった街ともいわれています。
小高い丘、オレンジ色の屋根、石畳の狭い坂道。
まさに魔女の宅急便の世界です。
この建物は200年前くらいに建てられたもののようです。
今は、食料品店。オレンジが店の前に詰まれ、中ではお肉や野菜、オリーブオイル、ワインなどを売っているようです。
ポートのワインと言えば、「ポートワイン」
この地方で作られる酒精強化ワインです。
簡単にいえば、ワインにブランデーを加えたもの。
濃厚な甘さと深いコクで古くから食後酒として愛されています。
この写真の左端に少し写っているのが水汲み場。このは崖が石積みの壁でアーチ型に覆われていて、崖の中から清水が湧き出てきます。
彼女のおじいさんの家はこの崖の真上にありますが、この水が美味しいので下まで汲みに来ているとのこと。
北海道ならさしずめ、八雲の水でしょうか。
八雲町に湧き出ている水もかなり美味しいので、昔私も通りすがりに必ず水汲みに立ち寄ることにしていました。
「ドン・ルイス」1世橋
この橋は「ドン・ルイス1世橋」です。
ポルトの街を流れるドウロ川に架かっています。
上のラインをMETROが走り、下のラインが道路になっています。
設計者はパリのエッフェル塔を設計したギュスターブ・エッフェルの弟子のテオフィロ・セイリグ。
だからエッフェル塔にも少し似ていますし、この橋の雰囲気はリスボンの橋にもよく似ています。
鉄骨でトラスとアーチをうまく配置して強度を持たせているようですが、鉄骨の量が非常に少ない様に思われます。
設計の妙というところでしょう。
手前がポルトの中心部、橋の向こうがガイア地区。
リベイラ地区(Cais da Ribeira)
ドウロ川の岸辺に広がるカフェやレストラン街。
オープンスペースにも店を出していてツーリストでにぎわっています。
写真にも観光客らしき人が写っていますが、カフェやレストランの値段はツーリスト価格ということです。
世界中どこも同じですね。
こちらは「帆船の模型」屋さん。
狭い店ですが、いろいろな模型があるようです。
全部ハンドメイド。
小さい船の方が精密に作らなければならないので値段が高いようです。
さすが、世界を制覇した海洋国ポルトガルの港町です。
クレリゴス塔
おじいさんの住むアパートメントから遠くに見えるのは「クレリゴス塔」です。
バロック式の教会で、彼女は「ポルトの❤♡♥ハート」と呼んでいました。
76mもあり市内の各所から見ることができるそうです。
また、このアパートメントはひいおじいちゃんの代から住んでいて100年以上前の建物だそうです。
夏は表は暑くても、中は涼しいそうですが、冬は結構寒いようです。
でも、彼女にとってダイのお気に入りとのこと。
日本で100年前の家に住んでいるなんて言ったら変わり者と思われてしまいそうですね。
ポルト名物のフランセジーニャ
彼女のお気に入りのランチは、ポルト名物の「フランセジーニャ」
パンにステーキ肉、チーズ、ソーセージ、ベーコンを挟み、上にチーズをのせソースを掛けたものです。
超豪華版のサンドイッチ。
写真にはさらに目玉焼きの卵が載っていますが、彼女はこの卵はあまり好きではないと言ってました。
フランセジーニャの専門店がポルトにはたくさんあり、それぞれ店独自のレシピがあるそうです。
FCポルト
ポルトガルのサッカークラブで唯一、クラブ世界一の称号を手にしたクラブ
中島選手も2021年1月まで在籍していました。
リスボンのチームカラーは赤。
だから、おじいさんは赤は嫌い、青が大好きと言っていました。
ポルトガルはサッカーが盛んなうえポルトのチームは国を代表する強豪チームです。