AIが見つけた「木の精霊」〜倒れる前のサイカチの古木と、iPhoneが認識した不思議な「顔」
古いアルバムからの発見

古いアルバムを整理していたら、懐かしい1枚の写真が出てきました。
それは、六軒町のサイカチの木—令和元年(2019年)9月の台風15号で倒れてしまう前の、あの堂々とした姿でした。
写真を何気なくiPhoneで見返していると、不思議なことに気づきました。画面の木のくぼみの部分が四角く囲まれているのです。これはiPhoneが人物を見つけたときに表示する機能です。
iPhoneが見つけた「顔」
もちろん、これは心霊写真ではありません。iPhoneの顔認識AI(人工知能)が、木の幹にできたくぼみや節の模様を、人間の顔だと誤認識したのです。
でも、言われてみれば確かに「顔」に見えなくもない…。
AIが偶然捉えた、まるで「木の精霊」のような一枚。このサイカチの木には、本当に何か特別な力が宿っていたのかもしれません。
隆々とした古木の威容
写真に写るサイカチの木は、本当に立派でした。
樹高7.82m、主幹の胸高周囲3.93m、根元周囲4.93mという堂々たる巨木。
幹には地際から3.5mほどの高さまで、落雷によるものと伝えられる大きな空洞がありましたが、内部の炭化が心材の腐朽を防いでいました。
傷を負いながらも、長い年月を生き抜いてきた生命力の強さ。その姿には、何か神々しささえ感じられました。
元禄地震の津波から人々を救った木
このサイカチの木には、地域に伝わる重要な言い伝えがあります。
元禄16年(1703年)の元禄地震で津波が襲った際、人々はこの木に登って命を救われたという伝承です。
300年以上も前から、この地に立ち、人々の命を守り、見守り続けてきた木。
平成26年(2014年)には、館山市指定天然記念物に指定され、所有者を代表としたサイカチの木を守る会が組織され、地元町内会の存続への
理解もあり、大切に保護されてきました。
台風の力の恐ろしさ
しかし、令和元年(2019年)9月9日。
**令和元年房総半島台風(台風15号)**が房総半島を直撃しました。
この台風により、六軒町のサイカチの木は倒伏してしまったのです。
これほど立派な古木を、幹の太さ4m近い巨木を、300年以上も地域を見守ってきた木を倒してしまう—自然の力の恐ろしさを改めて思い知らされました。
その後の経緯
倒木後、調査や応急処置が行われ、現状のまま保存する方法が検討されました。
しかし、館山市文化財審議会(令和2年2月21日開催)は「現状のままの樹形を維持しながら保護することは難しく、被害を受けた現状と所
有」者の意向を考えると指定解除はやむを得ない」との答申を出しました。
そして令和2年(2020年)3月19日、市指定天然記念物の指定は解除されました。
約6年間という短い指定期間でした。
写真に残された記憶
手元に残ったこの1枚の写真。
iPhoneのAIが「人の顔」と認識した木のくぼみ。それは偶然の産物ですが、まるでこの木の「魂」のようにも思えます。
元禄地震の津波から人々を救い、300年以上もこの地を見守り続けてきたサイカチの木。
その雄姿は、もう二度と見ることはできません。でも、写真の中で、そしてこの地域の人々の記憶の中で、この木は生き続けています。
台風の猛威の前には、どんな巨木も無力でした。でも、この木が果たしてきた役割—人々を救い、見守り、歴史を刻んできた意味—は、決して
消えることはないでしょう。
AIが偶然見つけた「木の精霊」。それは、この木が確かにそこに立ち、人々に愛されていた証なのかもしれません。
館山市市街地循環バス「かいまーる」の運賃改定(案)について
館山市街地循環バス「かいまーる」の収支改善には、運賃値上げではなく利用者増加施策が不可欠だ。まず市職員が通勤で率先利用し、安定的な利用者を確保する。学生向けに大幅割引と通学時間帯の増便で若年層を取り込む。空き店舗を活用した冷暖房完備のコミュニティ待合所を整備し、コーヒーや囲碁・将棋、野菜直売所を併設すれば、高齢者が「快適に待てる」環境となり利用促進につながる。買い物客向けには宅配システムを構築し、重い荷物の負担を軽減する。渚の駅経由や館山駅接続改善も、駅でのPR強化や観光客向け案内がなければ効果は薄い。これらの施策を先行実施し、半年間効果を検証した上で、なお必要なら運賃改定を検討すべきだ。
館山市街地循環バス「かいまーる」運賃改定(案)に対する意見書
令和8年1月22日
館山市総合政策部企画課 御中
はじめに
館山市街地循環バス「かいまーる」は、市民の重要な移動手段として、また市街地の回遊性向上のために不可欠な公共交通サービスです。今回の運賃改定案について、持続可能な運営と利用者拡大の観点から、以下の意見を提出いたします。
1. 計画の透明性と情報開示について
【意見】当初計画と現状分析の情報開示を求めます
運賃改定案を検討する前提として、以下の情報が市民に開示されていないことに懸念を感じます:
不足している情報:
- 当初の目標値:本格運行開始時(令和5年6月)に設定した利用者数目標、収支目標
- 現状の分析データ:目標値に対する達成状況、未達成の場合の原因分析
- 利用実態の詳細:
どんな人がどのような目的でどのくらい活用しているのか?- 月別・曜日別・時間帯別の利用者数
- 何人が、何曜日に、何のために、どのように利用しているか
- 主要な乗降場所の利用状況
- 利用者の属性(年齢層、目的など)
提案:
運賃改定の判断材料として、これらの基礎データを市民に公開し、現状認識を共有した上で議論を進めるべきです。情報公開により「自分にも使えそう」という気づきが生まれ、新規利用者の獲得にもつながる可能性があります。
2. 運賃改定による効果の検証が不十分
【意見】シミュレーションが示されているが、利用者負担の重さと効果への疑問が残ります
資料には市負担額の推移と、運賃改定後の利用者負担増のシミュレーションが示されています。しかし、このデータを見ると、むしろ運賃値上げの問題点が浮き彫りになります。
提示されたシミュレーションの分析
- わずかな市負担削減のために、利用者に過大な負担
運賃値上げ(200円→250円)による効果:
- 市負担額:25,252,000円 → 24,901,000円(351,000円の削減)
- 収支率:31% → 7.48%(1.17ポイント改善)
一方、利用者の年間負担増(資料より):
問題点:
- 市の負担削減はわずか35万円程度
- 一方で、毎日利用する市民は年間5万円〜6万円超の負担増
- 特に1日4回利用者(通勤・通院等で往復2回)の年間2万円増は、高齢者や学生にとって極めて重い
- 1か月乗り放題パスへの切り替え効果も不明(単純に切り替わるのか?)
費用対効果の疑問:
- 35万円の市負担削減のために、市民に負担転嫁をする妥当性があるか?
- 公共交通は「福祉サービス」の側面もあるべきではないか?
- 月額乗り放題パス4,000円の現実性
資料には「1か月乗り放題パスを4,000円で販売」とありますが:
毎日2回利用する場合(通勤・通院等):
- 1日往復:250円×2回=500円
- 月26日想定:500円×26日=13,000円
- 月額パス4,000円との差:9,000円の節約
一見、月額パスがお得に見えますが:
高齢者・年金生活者の視点:
- 「毎月4,000円」という固定費は心理的ハードルが高い
- 「今月は体調が悪くてあまり外出できなかった」という月も4,000円
- 「この金額なら、普段は歩いて、タクシーを月数回使う方が柔軟」という判断も
学生の視点:
- 夏休み・冬休みなど長期休暇がある月は無駄
- 毎月4,000円×12か月=48,000円は学生にとって大金
- 保護者の負担も大きい
実際の利用者心理:
- 現行2,000円でも「高い」と感じている可能性
- 4,000円になれば、「毎日は使わない」という選択に変わる
- 結果として、想定した利用頻度の高い層が離脱するリスク
- シミュレーションの前提が楽観的すぎる
資料のシミュレーションは「現在の利用者数が維持される」という前提のようですが:
現実的なシナリオ:
- 値上げにより、価格に敏感な層(高齢者、学生、低所得者)が利用を減らす
- 月額パス利用者が「毎日使うほどではない」と単発利用に切り替え
- 単発利用者も「高くなったから歩こう」「家族に頼もう」と離脱
必要な検証:
このデータなしに「値上げで収支改善」と判断するのは危険です。
提案:透明性のある情報開示
以下のデータを市民に公開すべきです:
- 年度別・月別の利用者数推移
- 利用者数減少(または増加)の要因分析
- 運行経費の内訳と増減理由
- 他自治体のコミュニティバス値上げ後の利用者数変化データ
- 「月4,000円でも利用する」という現利用者への意向調査結果
これらの情報開示なしに運賃改定を決定するのは、市民に対する説明責任を果たしていないと言わざるを得ません。
3. 「運行方法の見直し」の具体性が不十分
【意見】見直し内容が示されておらず、その効果と根拠が不明です
資料には【参考】として「運行方法の見直し」が記載されています:
- 1日6便を継続し、新規に「渚の駅」たてやまを経由する便を設定する
- 一方向のみの運行から、逆回りの便を設定する
- 館山駅での接続を考慮したダイヤに見直し
しかし、これらの見直しについて具体的な効果の説明がありません。以下の疑問に答える必要があります:
疑問1:「渚の駅」経由の増収効果は?
質問:
- 「渚の駅」を経由することで、どれだけの新規利用者を見込んでいるのか?
- 観光客を想定しているのか、地元住民の利用を想定しているのか?
- 観光客利用を想定している場合、観光シーズンと閑散期で需要が大きく変動するのではないか?
必要な根拠:
- 「渚の駅」周辺住民へのアンケート調査
- 「渚の駅」の年間来場者数と、そのうちバス利用可能性のある層の推計
- 経由することによるルート延長時間と、それによる既存利用者の利便性低下の影響
懸念点:
- 経由地追加により所要時間が延びれば、既存利用者の満足度が下がる可能性
- 新規利用者の増加 < 既存利用者の減少、というリスクはないか?
- 今までの便を減便してあらたな路線をつくるならば既存利用者の減少が危惧される
疑問2:「逆回り便」の設定根拠は?
質問:
- 現在、なぜ一方向のみの運行なのか?その理由の説明が必要
- 逆回りを設定することで、具体的にどのような利便性向上があるのか?
- 時間帯別に、どのような利用者層が逆回りを必要としているのか?
必要な検証:
- 「一方向では不便」という利用者の声の収集状況
- 逆回り設定による想定利用者数の増加予測
- 時間帯別の利用者の目的地分析(通勤時間帯、昼間、夕方など)
利便性を考慮した設定例:
- 朝の通勤時間帯:住宅地 → 駅・市役所・学校方向を優先
- 昼間:買い物客のために双方向対応
- 夕方:帰宅ルートを優先
このような時間帯別の利用者ニーズに基づいた設定になっているのか、説明が必要です。
疑問3:「館山駅での接続考慮」の効果は?
質問:
- JR内房線のどの列車との接続を考慮しているのか?(通勤時間帯?日中?)
- 接続を良くすることで、どのような新規需要を取り込めると想定しているのか?
- 駅からの通勤・通学利用者?
- 市外からの来訪者?
- 市民の鉄道利用促進?
接続改善だけで利用者は増えるのか?
重要な指摘ですが、接続を良くするだけでは利用者は増えません。なぜなら:
- そもそも「かいまーる」の存在を知らない:
- 駅に降り立った市外からの来訪者は「かいまーる」の存在すら知らない可能性
- 分かりやすい案内表示、駅構内での積極的PR が必要
- 目的地への利便性が不明:
- 「このバスに乗れば、どこに行けるのか」が駅で一目で分からなければ利用されない
- 観光地、商業施設、公共施設への所要時間を明示した路線図が必要
- 運賃体系が複雑・高い:
- 250円という運賃が「駅からちょっとした距離」に対して適正か?
- 市外からの観光客向けには「1日乗車券500円」などの設定も検討すべき
必要な施策の例:
- 駅構内での大型路線図・時刻表の設置
- 駅観光案内所との連携(「かいまーる」利用を積極的に案内)
- 列車到着時刻に合わせた発車時刻設定
- 駅からの主要観光地・商業施設までの所要時間表示
- JR切符との連携割引(JR利用者は「かいまーる」割引、など)
根拠となるデータの提示を求めます:
- 現在、駅からの利用者は何人いるのか?
- 接続改善により、何人の新規利用者を見込んでいるのか?
- その根拠となる調査・分析はあるのか?
結論:「見直し」の効果検証が先
運賃値上げを議論する前に、まずこれらの「見直し」を実施し、その効果を検証すべきです:
提案する手順:
- 令和8年4月から「見直し」を実施(運賃は据え置き)
- 6か月間の効果検証:
- 「渚の駅」経由による新規利用者数
- 逆回り便の利用状況
- 館山駅接続改善後の駅からの利用者数
- 効果が確認できた場合:
- 利用者数が増加 → さらなる利便性向上策へ投資
- 利用者数が変わらない → 見直し内容の再検討
- それでも収支改善が必要な場合:
- その段階で初めて、運賃改定を検討
- ただし、利用者増加施策とセットで
「見直し」の効果も分からないまま値上げするのは、根拠なき決定です。
4. 電動バス導入との整合性
【意見】環境配慮型の電動バス導入と路線維持の方針を明確にすべきです
せっかく電動バスを導入し環境配慮の姿勢を示したにもかかわらず、収支悪化により路線廃止となる可能性はないのでしょうか。
確認したい点:
- 電動バス導入の費用対効果
- 運賃値上げによって路線維持は確実に保証されるのか
- 仮に運賃値上げ後も収支が改善しない場合の対応方針
環境に優しい公共交通の推進という政策目標と、今回の運賃改定による利用者減少リスクの整合性について、明確な説明を求めます。
5. 根本的な解決策:利用者増加施策の必要性
【意見】運賃値上げは「負のスパイラル(デススパイラル)」を招き、最終的には路線廃止に至る危険な発想です
収支改善のために運賃値上げを行うのは、利用者数の減少という根本問題を放置したまま、残された利用者に負担を転嫁するだけの発想です。この方針は以下のような負のスパイラル(悪循環)を引き起こす危険性があります:
想定される悪循環のシナリオ
第1段階:運賃値上げ実施
- 大人200円→250円(25%増)
- 1か月乗り放題パス2,000円→4,000円(100%増)
↓
第2段階:利用者の減少
- 値上げにより、価格に敏感な高齢者・学生の利用が減少
- 「高い」と感じた利用者が家族の送迎や徒歩に切り替え
- 特に月額パスの値上げ幅が大きく、ヘビーユーザーの離脱
↓
第3段階:収支のさらなる悪化
- 値上げによる増収額 < 利用者減少による減収額
- 当初の目論見と異なり、収支は改善せず
↓
第4段階:さらなる値上げまたはサービス削減
- 再度の運賃値上げ、または
- 便数削減、ルート縮小などのサービス低下
↓
第5段階(最悪のシナリオ):路線廃止
- 利用者がさらに減少し、運行継続が困難に
- 「利用者が少ないから」という理由で路線廃止
- せっかく導入した電動バスも無駄に
- 市民の移動手段が失われる
この悪循環を避けるために
運賃値上げという「収入増」の発想ではなく、利用者を増やす「需要拡大」の発想こそが、持続可能な公共交通を実現する唯一の道です。
具体的な利用者増加施策の提案:
提案1:市職員の率先利用で「ベースロード利用者」を確保
内容:市役所を通るルートであれば、市職員は通勤・業務移動に「かいまーる」を基本利用とする
この提案の意義:
市職員が率先して「かいまーる」を利用することには、複数の重要な効果があります:
- 安定的な利用者数の確保
- 市職員の通勤利用により、毎日確実に一定数の利用者が見込める
- この「ベースロード」があることで、運行の安定性が飛躍的に向上
- 空気を運んでいる便が減り、運行効率が改善
- サービス改善の好循環
- 職員自身が日常的に利用することで、利用者目線での問題点が見えてくる
- 「停留所のベンチがない」「時刻表が見にくい」など、実際の不便さを体感
- これらの改善提案が庁内から自然発生し、サービス向上につながる
- 改善されたサービスが一般利用者の満足度向上にも寄与
- 市民への強力なメッセージ
- 「市職員も毎日使っています」という事実が、最大のPR効果を生む
- 市民に対して「安心して使えます」「便利ですよ」という無言のメッセージ
- 「職員が使わないものを市民に押し付けている」という批判を回避
4. 街の交通システムの見直し
・ もし、職員が利用するとなると、遠方の職員は途中のポイントでマイカーからの乗り換えが必要になるかもしれません。その対応が駅前無料パーキングの充実、渚の駅パーキング、南総ホールのパーキングの活用につながり、「マイカー通勤者は町中に入らずに町中は公共交通機関に乗り換え」という動きになり、利便性が高まれば、一般市民も同調するでしょう。これは今目指しているSDGsの取り組みにも関連します。館山市が観光都市としていち早く脚光を浴びるきっかけになるかもしれません。
- 経費削減効果
- 市職員の公用車利用・タクシー利用が減り、市の経費削減にも貢献
- 通勤交通費の適正化
実施方法:
- 通勤手当支給規定を見直し、「かいまーる」ルート沿線居住職員は利用を基本とする
- 庁内会議・出張での「かいまーる」利用を原則化
- 職員の利用実績を定期的に公開し、透明性を確保
- 職員からの改善提案を積極的に収集し、サービス向上に活かす
提案2:学生の通学利用促進
内容:小中高生の通学利用を促進するための特別割引と時間帯・ルート見直し
具体策:
- 学生向け定期券・回数券の大幅割引(例:学生月額パス1,500円)
- 通学時間帯に合わせた増便・ルート最適化
- 小学校・中学校・高校など主要学校へのアクセス強化
- 休日の塾・習い事利用にも対応できる夕方・夜間便の充実
- 北条小学校・館山中学校・市役所等が近接しているため、朝の登校時の付近の交通混雑を緩和するためのバス活用を検討する
効果:
- 学生時代から公共交通利用の習慣づけ
- 保護者の送迎負担軽減(保護者からの支持獲得)
- 雨天時など天候不良時の需要喚起
- 将来的な継続利用者の育成
提案3:買い物支援機能の強化
問題点: 現在のルートはスーパーを回るようになっているが、「買った荷物が重くて不便」という課題があるのではないか
解決策:
- 買い物宅配システムの構築:
- 市がスーパー各社と協定を結び、「かいまーる」利用者の購入商品を無料または低額(100円程度)で宅配
- 高齢者も安心して買い物に行ける環境整備
- スーパー側のメリット:高齢者の来店頻度向上、売上増加
- 買い物代行・宅配事業者との連携:
- 新規起業支援として、買い物サポート事業を公募
- 「かいまーる」と連動したサービス展開
提案4:利用者ニーズの徹底調査
内容:利用者アンケートおよび潜在的利用者(非利用者)へのアンケート実施
調査項目:
- 現在の利用状況(頻度、目的、満足度)
- 非利用者の理由(時間帯、ルート、料金、認知度など)
- 「どのようなバスであれば利用するか」
- 「どのようなルートであれば便利か」
- 希望する運行時間帯・本数
重要性:
- 運賃改定案を検討する前に、市民の声を聞くべき
- アンケート結果を踏まえた改善策があってこその運賃改定
- 調査結果は必ず公開し、市民と情報共有する
提案5:時間帯別周回ルートの見直し
内容:利用目的が異なる時間帯ごとに、周回ルートを最適化
例:
- 朝:通勤・通学ルート重視
- 昼:買い物・通院ルート重視
- 夕方:帰宅・塾通いルート重視
- 休日:観光・レジャー施設ルート重視
効果:時間帯ごとのニーズに対応し、利用者満足度と利用率を向上
提案6:他自治体の成功事例研究
内容:コミュニティバスの利用促進に成功している他市町村の事例を徹底分析
調査対象例:
- 千葉県内の成功事例
- 人口規模・地理条件が類似した自治体
- 利用者数を増やした具体的施策
参考にすべき視点:
- ルート設定の工夫
- 料金体系の工夫
- PR・広報戦略
- 地域・商店街との連携
提案8:「快適に待てるバス停」で利用体験を革新する
現状の問題点: 多くのバス停は、ただの標識とベンチだけ。特に高齢者にとって:
- 夏は暑く、冬は寒く、雨風をしのげない
- 座る場所もない、または硬いベンチのみ
- 待ち時間が「苦痛」になっている
革新的な提案:空き店舗を活用した「コミュニティ待合所」
館山市内には空き店舗が多く存在します。これらを「バス待合所」として活用することで、バス利用そのものを「楽しい体験」に変えることができます。
具体的なコンセプト:
基本設備:
- 冷暖房完備:夏は涼しく、冬は暖かい快適空間
- ゆったりした椅子・ソファ:高齢者でも楽に座れる
- 時刻表の大型表示:見やすく、次のバスまでの時間が一目瞭然
- トイレ設備(可能な場所では):高齢者の安心感向上
付加価値サービス:
- 飲食サービス:
- 自動販売機(飲料、軽食)
- 温かいコーヒー・お茶のサービス
- 地元のお菓子や軽食の販売
- →「バスを待つ間にコーヒーでも」という楽しみ
- コミュニティ機能:
- 娯楽・文化機能:
- 音楽を自由に聴ける(ヘッドホンコーナー)
- 読書コーナー(古本の交換棚)
- Wi-Fi完備(若い世代も利用しやすく)
- 学生向けには勉強コーナー
- 地域活性化機能:
- 地元野菜の直売所を併設
- 地元の手作り品・工芸品の展示販売
- 観光案内コーナー
- →バス待合所が地域の「小さな拠点」に
この提案の効果:
- 利用者の心理的ハードルが劇的に下がる
従来の発想:
- 「バス停まで30mでも、外で待つのは辛い」
- →結局、目的地まで歩く or 家族に頼む
新しい発想:
- 「バス停まで30mで、そこで快適に座って待てる。コーヒーも飲める」
- 「30分待つことになっても、暖かい部屋で新聞でも読んでいればあっという間」
- →「少し早めに行って、ゆっくり待とう」という行動変化
- 近所の人も待っているかもしれない
- バス利用が「目的」にもなる
- 「バスに乗る」だけでなく、「待合所でお茶を飲む」「知り合いと話す」ことも楽しみに
- 特に一人暮らしの高齢者にとって、社会参加の機会に
- 高齢者の外出促進→健康増進
- 「あそこに行けば誰かいる」という安心感
- 閉じこもり防止、認知症予防にも貢献
- 地域経済の活性化
- 空き店舗の活用
- 地元商品の販売機会
- 雇用創出(待合所の管理人・運営スタッフ)
実現方法:
段階的実施:
- 第1段階:主要バス停(駅前、市役所前、大型スーパー前など)2〜3か所でモデル実施
- 第2段階:利用状況を検証し、効果が確認できれば拡大
- 第3段階:市内の主要バス停に展開
- 第4段階:待合所のある場所を停留所にする
運営方法:
初期投資:
- 空き店舗の簡易改修:1か所あたり50〜100万円程度
- 冷暖房設備、椅子、照明など
- →電動バスに数千万円投資するなら、こちらの方が費用対効果が高い可能性
他自治体の先行事例:
このような取り組みは、すでに一部の自治体で実施され、成果を上げています:
館山市でも、独自の工夫を加えた「館山モデル」を構築することで、全国的な注目を集める可能性もあります。
現状の課題:認知度が低い、利用イメージが湧かない可能性
改善策:
- 新聞広告の積極活用(特に高齢者向け)
- 駅・公共施設でのポスター掲示強化
- 「こんな時に便利!」という具体的利用シーンの紹介
- SNS・Webサイトでの情報発信
- 時刻表の分かりやすさ向上(大きな文字、路線図の簡略化)
- 無料体験乗車デーの実施(定期的な実施)
6. 結論と総合的な提案
【意見】運賃改定は利用者増加施策と並行実施すべき(見直しを実施後、効果の検証をしてから運賃改定を検討)
運賃値上げのみでは根本的な解決になりません。以下の段階的アプローチを提案します:
第1段階:現状分析と利用者調査(3ヶ月)と「運行方法の見直しの実施」(4月1日から)
- 利用実態の詳細データ公開
- 利用者・非利用者アンケート実施
- 他自治体成功事例の調査
第2段階:利用者増加施策の実施(6ヶ月〜1年)
- 市職員の率先利用開始
- 学生向け割引・ルート見直し
- 買い物支援システム構築
- 広報強化
- コミュニティ待合所の設置(大型店舗は即実施できるのでは)
第3段階:効果検証と運賃体系の見直し(1年後)
- 利用者数の推移確認
- 収支状況の改善度合い確認
- その上で必要であれば、市民の理解を得た運賃改定
この段階的アプローチにより:
- 利用者が増え、収支が改善すれば、運賃値上げ幅を抑えられる
- または運賃値上げが不要になる可能性もある
- 仮に運賃値上げが必要でも、利用者増加施策とセットであれば市民の理解を得やすい
7. 最後に
公共交通は市民の「移動する権利」を保障する重要なインフラです。特に自動車を運転できない高齢者、学生、障がい者にとっては生活の生命線です。大都市では高齢者パスを配布し、無料や負担の少ない定額にて公共交通を利用できる都市もたくさんあります。
そんな中で運賃値上げという「負担増」を市民に求めるのであれば、行政として「利用者を増やす努力」を最大限行うべきです。市職員自身が率先して利用し、学生や高齢者が利用しやすい環境を整備し、市民に「使いたくなるバス」を提供する。その努力の結果として、なお収支改善が必要であれば、その時に初めて運賃改定を議論すべきではないでしょうか。
「かいまーる」が、市民に愛され、実際に利用される、持続可能な公共交通として発展することを願い、本意見書を提出いたします。
以上
房走祭2025 in THE MAGARIGAWA CLUB
房走祭2025を見に行ってきた! — 五感で感じる車の祭典 in THE MAGARIGAWA CLUB 🚗✨
2025年12月6日と7日、千葉県南房総市の会員制ドライビングクラブ THE MAGARIGAWA CLUB で開催された 「房走祭2025」 を見に行ってきました!
(※イベント名:房走祭〜走って 観て 感じて!もっとワクワクを!〜)
🗾 会場への道のり —
「房走祭」の指定駐車場は5000円。ただ、料金が高いと感じたので、私は電車で現地へ向かいました。
まず 館山駅からJRで2駅の富浦駅 まで移動。そこから 徒歩10分ほどで房総市役所 に到着しました。
市役所からは 無料シャトルバス が出ていて、約15分ほどで THE MAGARIGAWA CLUB のゲート付近 に到着。
会場近くに着くと、さらに 登り坂を少し歩いた先で次の送迎バス が待機しており、そこから乗り換えて メイン会場まで移動。
一般のお客さんはそこから さらに急な坂道を約10分登った場所 まで行くことができます(ただし相当な急坂です)。
残念ながらその先の上の方に見えた クラブハウスは会員専用エリア で、一般入場者は立ち入れません。
📍 会場 — THE MAGARIGAWA CLUB
THE MAGARIGAWA CLUB は広大な敷地に 全長3.5kmもの本格ドライビングコース を持つ、会員制のドライビングクラブ。
コースは山を切り開いたような作りで、高低差が激しく珍しいレイアウト。ストレート区間からカーブまで、見る位置によって全く違う景色が楽しめました。
🚗 房走祭2025 — 見どころレポート
このイベントは、普段は会員しか入れない施設を一般にも公開する2日間だけの特別な機会。相当数のスポーツカーが集まり、ただ展示されるだけでなく 実際にコースを走行 する姿を間近で見ることができました。
特に印象的だったのは、
など、どれも “走っているリアルな臨場感” が強く、写真や動画では伝えきれない熱さを感じました。
📰 報道でも注目のイベントに
『房日新聞』の記事でも、100台を超えるハイパーカーやクラシックカーが集結し、プロのデモ走行も楽しめると紹介されています。特に 限定モデルのスーパーカー など、普段なかなか見られない車種が多数あったようです。
🎟️ イベント全体の雰囲気
-
イベント自体は 9:00〜17:00 の2日間開催
-
さまざまな 出店やキッチンカー もあり、車好き以外の人も楽しめる空間がありました。
-
駐車場やシャトルバスの運行、コース周辺の景色も含めて、“体験型の車イベント” という印象でした。
✨ 最後に
房走祭は、単なる車の展示イベントではなく、走る姿そのものを見て、感じて楽しむ 祭典でした。
高低差のあるコースやプロドライバーのデモランを見て、車好きならずとも思わず興奮してしまうイベントです。次回開催が待ち遠しいですね!
ぜひまた来年も行ってみたいと思います!
大山不動尊・高蔵山・大山寺 訪問記
大山不動尊・高蔵山・大山寺 訪問記
遠望からの発見
鴨川から車を走らせていると、左手の山の頂上付近に静かにたたずむお宮が目に入る。中学生の頃、館山から鴨川そして長狭街道を通って鋸南町保田に出て館山に帰る周回サイクリングコースを何度も走ったものだが、鴨川からの坂道に息を切らしながらペダルを漕いでいた当時は、この山上の聖域に全く気づくことはなかった。坂道と砂利の悪路でペダルをこぐのに精いっぱいだったのだろう。
険しき参道
車でのアプローチは想像以上に険しく、かなりの坂道が続く。特に一か所、道が合流する地点は急勾配と道幅の狭さが相まって、まさに難所と呼ぶにふさわしい箇所だった。対向車が来ないことを祈りながら、ハンドルを握る手に力が入る。
山門に到着すると、目の前に古びた石段が立ちはだかる。数えてみると百段近くはあるだろうか。時を重ねた石の一段一段が、この聖地の歴史の重みを物語っているかのようだ。
仁王門と夏祭りの神輿
石段を登る途中、威風堂々とした仁王門が現れる。二体の仁王像が参拝者を見守り、邪気を払っているかのような厳粛な雰囲気に包まれている。
驚くべきは、毎年8月のお祭りでは、この急勾配の石段を神輿が登っていくということだ。想像するだけで息が詰まりそうな光景である。担ぎ手たちの力強い掛け声と汗、そして信仰への情熱が、この険しい石段を神聖な舞台に変えるのだろう。
大山不動尊
ようやくたどり着くと、そこには大山不動尊が鎮座していた。実は帰宅してから案内図を改めて見て、途中の不動尊を神社と勘違いしていたことに気づいた。高蔵神社は不動尊からさらに登った山の頂上にあるようだ。
波の伊八の芸術
この地で最も印象深かったのは、「波の伊八」の異名で知られる武志伊八郎信由による彫刻である。躍動感あふれる龍2体と、それを取り巻く波と雲の彫刻は、まさに圧巻の一言に尽きる。江戸時代後期の名工による作品は、時を超えて訪れる者の心を揺さぶる力を持っている。
波しぶきが今にも飛んできそうな写実性と、龍の力強さが石に命を吹き込んでいるかのようで、長い時間見入ってしまった。伊八の技術の高さと芸術性の深さを改めて実感する瞬間だった。
むすび
中学時代のサイクリングでは気づかなかった聖地への今回の訪問は、時の流れを振り返る貴重な機会となった。険しい参道、歴史ある建造物、そして名工の技が織りなす芸術。大山不動尊・高蔵山・大山寺は、房総の山中に静かに息づく、まさに「隠れた名所」と呼ぶにふさわしい場所であった。
次回は8月の祭りの時期に再訪し、あの急な石段を登る神輿の勇壮な姿を目に焼き付けたいと思う。
灼熱の夏に発見した涼風の歴史遺産〜館山・赤山防空壕を歩く

灼熱の夏に発見した涼風の歴史遺産〜館山・赤山防空壕を歩く
猛暑日の中で出会った戦争の記憶
お盆明けの今日は館山市にある赤山防空壕を訪れました。午後1時頃の館山は35度近い灼熱地獄。海からの風は強いのですが太陽の照り返しはさすが南国。まさに夏の南房総らしい厳しい暑さでした。
ところが、防空壕の入口をくぐった瞬間、まるで別世界に足を踏み入れたような涼しさに包まれました。外の猛烈な熱気とは対照的に、壕内には心地よい風が吹き抜けています。この自然のエアコンのような現象は、防空壕が反対側にも出入口を持つ構造のため。風が通り抜けることで、真夏でも快適な環境が保たれているのです。
意外なほどの乾燥した内部環境
洞窟や地下空間と聞くと、じめじめした湿気を想像しがちですが、赤山防空壕の内部は驚くほど乾燥していました。これには二つの要因が考えられます。一つは、この地域の地質が砂岩質であること。もう一つは、ここ2か月ほど館山では雨らしい雨が降っていないこと。どちらの影響が大きいかは定かではありませんが、いずれにせよ、湿った洞窟の雰囲気とは全く異なる、カラリとした空間が広がっていました。

全国最大級の戦争遺跡の歴史
館山市のホームページによると、この赤山防空壕は正式には「館山海軍航空隊赤山地下壕跡」と呼ばれ、全長約1.6キロメートルという全国的にも非常に大規模な防空壕です。現在は約250メートルが一般公開されており、館山市指定史跡として大切に保存されています。
建設時期については諸説ありますが、旧館山海軍航空隊の兵士たちの証言から、昭和19年(1944年)以降に建設が開始され、昭和20年(1945年)8月15日の終戦まで工事が続けられた未完成の施設であることが明らかになっています。
戦時下の切迫した状況を物語る構造
通常、大規模な防空壕は壕と壕の間に10~20メートル程度の間隔を設けて建設されるのが一般的です。例えば、長野市の松代大本営象山壕では25メートルの間隔が確保されています。しかし、赤山地下壕は5~10メートルという非常に狭い間隔で建設されています。
この特徴的な構造は、戦争末期の切迫した状況と、限られた時間の中で最大限の防空能力を確保しようとした当時の軍部の判断を物語っているのかもしれません。
実際に使われていた防空施設の痕跡
防衛研究所所蔵の「館山航空基地次期戦備施設計画位置図」には、赤山地下壕の位置に「館空自力発電所」「工作科格納庫」「館空応急治療所」という記載があります。実際に壕内には発電施設の跡も残されており、終戦間際には館山海軍航空隊の事務所や病院施設として実際に使用されていたという証言も残っています。
戦争遺跡としての価値と現代への教訓
猛暑の中で体感した涼しい風と乾いた空気は、単なる自然現象を超えて、80年前にここで何が起こったのかを静かに物語っているようでした。戦争の記憶を次世代に伝える貴重な遺産として、また平和の尊さを改めて考える場として、この赤山防空壕は現代を生きる私たちに重要なメッセージを発し続けています。
真夏の館山を訪れる際は、ぜひこの歴史的な地下空間で、暑さしのぎと共に平和について思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
アクセス情報
鴨川のメガソーラー着工段階に 長谷川市長が事業者の説明不足を「対応不誠実」と批判
080-3110-0110 百十番
令和7年(2025年)3月13日
2時ごろ「兵庫県警 捜査2課 おおはしようすけ なる人物から架電あり。事件の件で聞きたいことがあるので、兵庫県警まで出向いてほしいとのこと。了解するとしつこく何時につくか聞いてくる。適当にあしらっていたら、電話は切れてしまった。
当方の電話番号と名前は一致していたので、SNS上の私の情報を見たものと思われる。
仕事柄、電話番号は明記せざるを得ないため、今後ともこんな電話が増えるかと思うとうんざりする。
ただ、用件を聞いても、しどろもどろで要を得ない。こんな話に引っかかる人がいるのだろうかと思う次第である。
電話末尾が 0110 百十番。こんな番号を発行する携帯会社も困ったものである。
百十番は事故、事件の際に市民が通報するための番号でしょ。
詐欺集団が使用できないように欠番にできないものでしょうか?

