鴨川市 太陽光発電
[鴨川の山と川と海を守る会 - 国は100ha以上の太陽光発電所の建設に際し、来年の4月1日より環境アセスメントを適応に... | Facebook
千葉県鴨川市の山中に全国最大級のメガソーラー事業の建設が行われようとしています。
2011年の東日本大地震以降、国の補助施策に乗り各地でソーラー施設の設置が急ピッチで進められています。
太陽光発電は国の補助を得られ、高い価格での売電が約束されているのですから、設置すれば、必ず利益の生まれる事業です。
でも、必ず利益が生まれる元は、国民の負担によるもの。
当然一般の事業より高度な公共性、公益性が求められてしかるべきではないのでしょうか。
この鴨川のソーラー施設については住民、各団体が猛反対。
反対理由
① 土砂崩れ、土砂流失、洪水の危険が高まる
広大な山林の山を削り、谷を埋めてつくる太陽光パネル50万枚の日本最大級のソーラー施設。破壊される自然の規模は相当なものになります。
樹木の伐採により、山の保水力が弱まり、大雨の場合、泥水が川に流れ込み海を汚します。
豊かな山林に囲まれた鴨川の景観も壊されてしまいます。
その結果、海の恵みを基にしている水産業、観光業も打撃を受けます。
② ソーラーパネルの安全性が担保できません
ソーラーパネルは廃棄の際の安全性が担保されていません。
また、台風などの自然災害によって壊されることも考えられます。
③本来、再生可能エネルギーの活用の一環としての太陽光発電はこのように大型の施設を対象に考えられたものなのでしょうか。
自然を破壊して施設を作る発想自体が、本末転倒ではないでしょうか。
自然の樹林の持つ炭酸ガス吸収力をなくして、何のための太陽光発電かわかりません。
一軒一軒の屋根に太陽光パネルを乗せ発電する、それを国が補助し、国民の負担を軽減すること、これが本来の太陽光発電施設の出発点であったのではないのでしょうか?