北海道 自民党道連の総裁選選挙は党員意向調査用紙で。 3票とも菅候補へ
自由民主党北海道支部連合会からこの度の総裁選選任についての往復はがきが送られてきました。
自民党道連は、党員・党友の総意を活かすための意向調査を実施します。
太文字で囲まれています。
道連代表はの3名は、この調査の結果を参考にし投票しますと書かれています。
送られてきた用紙は、投票権を実行するための「投票用紙」ではなく、
党員意向調査用紙。
意向調査って何なんでしょう?
調査結果を参考にして、投票する?
参考にしてという意味も解りません。
きわめて曖昧です。
用紙が送られてきてから、数日後。。
①菅候補の「電話録音のメッセージ」がまず私の携帯に入りました。
電話メッセージなんか吹き込むくらいなら、3候補の演説会でもっとまともな話をすればよいのに。
権謀術数にはたけているようですが、立候補の際の討論会での話からは国のあり方に対する理念が全く感じることができませんでした。
②次に、菅候補の選挙対策員?から同じく携帯電話に投票を依頼する電話。
何のための電話か?意味が解りません。
③住んでいる地区の国会議員(小選挙区では落選したものの比例当選した議員です)
からの、推薦メッセージが書かれたはがき。
この3点の連絡(選挙活動?)がありました。
なんてつまらないことにお金を使っているのでしょうか。
結果、道内の党員・党友38000人を集計したところ「菅候補を推す声が多数を占めた」
ということで、3票とも菅候補へ。
意向調査用紙は結果を参考にし、投票するという曖昧なものです。3票をどのように配分するかは何も書かれていません。
北海道は1位の候補に3票入れると事前に公表していたのでしょうか。
ルールの曖昧な意向調査という名で誤魔化す、そして、あたかも絶対多数の民意を得たかのように装う、これが今の日本のルールです。
民主主義に基づく政治が一番正しい政治の在り方かどうかわかりませんが、ロシアのプーチン、中国の習近平、日本の安倍、ルールで決まっていた任期というものを自分の延命のために伸ばしてしまいました。
これは、最低の行為です。
トランプがいろいろ批判を浴びていますが、それでもアメリカは大統領の任期4年を6年、8年に延ばしはしません。
少なくとも、4年に1度、国民の審判を仰ぐという部分に民主主義の良心が掛かっています。
日本の総理大臣は、自民党の総裁選で決まる。その総裁選が投票ではなく「意向調査」で。
NHKのWEBニュースによると、道連はこの「意向調査」に更に、道内選出の国会議員や地方議員の間でも菅氏を推す声が強いことからという理由を加えているようです。
国会議員の意思は自分の投票権という権利を行使する投票行動で表します。
その国会議員の意向を(声)を北海道の党員の意向調査に反映する必要など全くありません。
それなら、国会議員のちからが総裁選びに二重三重に働いてしまいます。
地方議員は選挙においてはただの一党員であるべきです。
これを当たり前のように表明する神経が理解できません。
道内3票は菅氏へ 自民総裁選 道連が方針
ちなみに伊勢では
自民党総裁選 県連予備選は石破氏最多 投票率は過去最高 三重