冬の月 高木恭造 津軽の方言詩人です
後ろの額に書かれているのは「津軽の方言詩人 高木恭造さんの冬の月」という詩です。もう、50年も前に津軽に住んでいたとき、手に入れたものです。
津軽弁のやさしいお国言葉が詩の雰囲気にぴったり。
青森弁というとただの田舎言葉に聞こえますが、津軽弁は素敵な言葉です。
かなりきつい方言ですが、お年寄りの言葉を聞いていると、しっかりとした敬語が聞き取れます。
フランス語のようにリエゾンしますし、語尾もやさしげです。古くから伝わる古語も含まれています。
3年間津軽弁のシャワーを浴び「聞き取り」だけはできるようになりました。
この「陽コあだネ村」というのも素晴らしい詩です。
どちらも「まるめろ」という詩集に入っています。
うちの「ふくちゃん」
抱き上げられて、なにやら不満げな顔つき。
目を細めて、目の周りにある茶色の輪っか゚と合わさって「遮光器土偶」にそっくりです。
私の一番好きな「縄文土偶」。これも津軽の木造で発見されました。
津軽は古くから続く独特な文化が醸されているとても魅力的な土地柄です。