安房神社のお札
北海道大学の図書館のビデオライブラリで戦時中に満州で作られたニュース映画を見ていたら、中国内地を爆撃に行く爆撃機の操縦席の画像から、「安房神社」のお札を見つけました。
伝承では神話時代に阿波地方(徳島県)から渡ってきた忌部氏による創建と伝えられ、初代神武天皇元年に創建されたともいわれています。
館山には戦前には日本海軍の館山海軍航空隊が配置されていて、1930年には館山飛行場が完成し実戦部隊が新設されました。
1937年7月7日に盧溝橋事件が勃発し、翌8月には日華事変の拡大に際し「第二三航空隊」を臨時編成し館山からも四機を上海に派遣したとあります。
八月に上海に着くとすぐに九月には南京への空襲参加をしています。
この映像はその際に撮られたものでしょう。
もしかしたら、この爆撃機の操縦士は館山航空隊の一員で、配置転換で中国爆撃の任に着いたのかもしれません。